最初に買った(買ってもらった)カメラはフジペットですから、カメラ歴は、半世紀になります。父親も写真が好きで、当時使っていたカメラはCanon-VTだったと思います。当時一般庶民がカメラなどそう簡単に持てるはずはなく、このCanon-VTは、職場の貸し出し物でした。今で言う、厚生設備でしょうか。運動会などのときに借りてきていました。もちろんこれは後で聞いた話です。

 今もいくつかのカメラを使っています。しかし天文用以外ではデジタルカメラは使いません。このホームページの写真とかには携帯のカメラは使いますが。

 このコーナーで最初に紹介するのが、

   Leica M4
  です。

 このLeica M4は、ヨーロッパ日食の時にミュンヘンで買ったものです。もちろん中古です。ファインダーのバルサム切れ、シャッターの洩光等ひどいものでしたが、外観はきれいでした。それを、カメラ仲間であり、天文仲間である友人が、修理をして、以来メンテもしてくれています。 天文で使っている、EOS1DVの天文用改造も彼にやってもらいました。

 LeicaはM3を頂点としています。Leica ファンには怒られるかもしれませんが、Leicaのカメラは、
M3以後便利さと引き換えに、堕落の歴史です。その堕落と便利さの一番よくマッチングしたのがM4だと思います。
 私はLeicaファンでは決してありません。それでもこのカメラを使っているのは便利だからです。まず、軽いボディ、静かなシャッター音、合わせやすいファインダー、そして何より、機械を使っている、すなわちこちらがカメラを制御している感じが、最初にこのカメラに手を伸ばさせます。

 レンズは、フォクトレンダーの35、50、90mmの3本です。それ以上の広角や望遠はM4をあえて使う理由は見つかりません。20mmや135mmなら、やはり1眼レフにアドバンテージがあります。
 このレンズ以外にも、沈胴ズミクロン50mm(チンズミ)とエルマー90mmもありますが、ほとんど使いません。この二本は確かに、素晴らしいレンズですが、やはり今日的なレンズではありません。逆光に極端に弱くなります。まぁ、それを使いこなすのが、Leicaファンなのでしょうが、私はそうではありませんから。

KY博士のカメラ達

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Leica M4
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